「染め」と「織り」の違いってなに?【織りの着物】

皆様、こんにちは。

 

「染め」の着物に引き続き、

今回は「織り」の着物についてご紹介します。

 

 

こちらもぜひ覚えてくださいね。

 

(https://kimondou.jp/products/detail/54)

 

 

「織り」の着物は染めと違い、

糸そのものを染めてから生地を織ります。

 

 

また先に染めた糸で織ることによって

柄を出していくのが「織り」です。

 

 

糸の状態の時点で染めていることから

「先染め」ともいいます。

 

 

織りの着物は主に

紬のことを指し、紬糸で織られます。

 

 

紬糸は生糸よりも太く

織りあがると地厚になるのも特徴。

 

基本的にカジュアルな街着の素材として使われます。

 

 

織りの着物としては

大島紬、結城紬、絣などが有名。

 

染めの着物に比べてカジュアルで

色もシンプルなものが多い織りの着物。

 

しかしその生地感や着やすさからファンが多い着物です。

 

 

織りにも様々な種類がありますので、

ぜひご自分に合ったものを探して見つけてくださいね。

 

 

 

 

 

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【西陣織】美術織物の最高峰・綴織とは?

 

 

皆様こんにちは。

 

 

前回、西陣織についてご紹介しました。

 

 

この西陣織のひとつとして有名なのが「綴織」。

 

 

今回はこの綴織についてご紹介します。

 

 

 

 

【綴織とは?】

 

正式名称は「西陣爪掻本綴織」といい、

略して「綴織(つづれおり)」と言われています。

 

 

西陣織の中で最も古いとされているのが綴織。

 

 

古くは飛鳥時代に中国から伝わったようです。

 

 

https://kimondou.jp/products/detail/288

 

 

 

西陣爪掻本綴織とは、経糸を杼(機織りをする際に使うシャトル)ですくい、

のこぎりの様に鋭く研いだ爪先で緯糸を掻いて櫛で織ってつくる織物です。

 

 

疑似的な爪を用意して使うのではなく、実際に職人自身の爪を研いで織る

とあって、その手間と苦労が感じられますよね。

 

 

また、綴織には図案が無くその柄は職人により違うため、

完全に一点ものの作品となります。

 

 

 

この技術と希少性から、綴織は

「日本の美術織物の最高峰」とまで言われる織物。

 

 

 

その生地感は

はじめは固く感じる生地ですが使うにつれてしなやかに使いやすくなります。

 

 

重さのある生地ですが丈夫さは折り紙つき。

 

 

着崩れの心配もない、実用性も兼ね備えた帯です。

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

 

手間と時間をかけてつくられる伝統的な織物・綴織。

 

 

着物好きなら一度は身に着けてみたい帯ですよね。

 

 

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【帯といえばこれ】西陣織の歴史とは?

西陣織とはどんな織り?

 

 

 

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西陣織とはどんな織り?

 

 

皆様、こんにちは。

 

 

前回、「西陣織の歴史」について簡単にご紹介しました。

 

 

今回もき続き西陣織についてお話していきます。

 

 

 

【西陣織とは?】

 

西陣織とは、京都・西陣を中心にで生産される先染めの織物。

 

 

西陣とは、京都の北西部・上京区や北区のエリアで

平安時代から現在まで、誰もが知っている絹織物の産地として名をはせました。

 

 

 

 

【西陣織の特徴は?】

 

西陣織は、多彩な色糸を使い色鮮やかに織られるのが特徴です。

 

 

一本の帯に50色以上も使うことがあるそう。

 

 

また、その柄の細やかさにも定評があり、織りとは思えない細密な文様に

日本人のみならず世界の人々も心を奪われています。

 

 

 

 

【西陣織の種類】

 

西陣織は少量生産でありながら多品種。

 

 

新しい方法も取り入れながら、さまざまな手法で織りが生産されています。

 

 

現在、主に12種もの織りが西陣織として生産されており

「西陣織に織れないものはない」と言わしめるほど。

 

 

 

この種類としては、

 

綴・経錦・緯錦・朱珍・緞子・紹巴・風通・

もじり織・本しぼ織・絣織・ビロード・紬

 

の12種類。

 

 

それぞれ違った特徴があり、

帯好きな方はご存じかもしれませんね。

 

 

 

いかがでしたか?

 

 

西陣織、といってもさまざまな織りがあり、とても興味深いですよね。

 

 

織り方それぞれの特徴も随時ご紹介していきたいと思いますので

ぜひ更新をお楽しみに!

 

 

 

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【帯といえばこれ】西陣織の歴史とは?

 

皆様こんにちは。

 

 

織りの帯といえば、思い浮かぶのは何でしょうか?

 

 

おそらく、「西陣織」ではないでしょうか。

 

 

よく聞く西陣織という名前ですが、どのような織物かご存じですか?

 

 

意外と、西陣織のことをご存じの方は少ないかもしれませんね。

 

 

今回は、「西陣織」の歴史をご紹介します。

 

 

 

 

【西陣織の歴史とは】

 

 

西陣織の由来は古く、古墳時代。

 

 

大陸からやってきた秦氏が、

今の京都周辺で養蚕や絹織物の技術を伝えたのが始まりとされています。

 

 

平安時代になると、朝廷で絹織物の生産が推進され、

高級な織物がつくられました。

 

 

やがて室町時代には工人たちがそれぞれ織物の仕事を営むようになり、

朝廷や公家・武家などに品物を納めていたそうです。

 

 

このように順調に織物産業を発展させていた京都ですが、

室町時代中期にかの有名な応仁の乱が起こったことにより

多くの職人たちが戦火を逃れるために離散してしまいます。

 

 

 

 

それでもその後、京都に戻った職人たちによって

西陣織はつくり継がれていったのです。

 

 

戦にも負けない職人魂を感じますよね。

 

 

ちなみに、西陣織の「西陣」とは、応仁の乱が終わり、

散り散りになっていた織物職人たちが京都に戻った際に

 

戦で西軍の陣地が置かれていた場所を中心として

織物づくりを始めたことからこの名が付いたとされています。

 

 

意外な名前の由来かもしれませんね。

 

 

西陣織の歴史はとても古く、ロマンがありますよね。

 

 

次回も西陣織について書いていきますのでぜひご覧くださいね。

 

 

 

 

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「染め」と「織り」の違いってなに?【染めの着物】

皆様、こんにちは。

 

「染め」と「織り」って聞いたことがありますか?

違いが分かると、着物選びの幅も広がります。

 

 

今回は「染め」の着物について簡単にご紹介しますので

ぜひ覚えていってくださいね。

 

 

染めとは、糸を織って作った生地を色で染め、

そこに柄をつけたもののことをいいます。

 

 

生地を織った後に染めているので

「後染め」ともいいます。

 

 

また細い糸で柔らかく織った生地を使うため

「やわらかもの」ともいいます。

 

 

フォーマルの着物は染めの着物が主流になります。

基本的には織りよりも染めの着物のほうが

正式な場にふさわしいとされているためです。

 

 

染めの代表としては

友禅、紅型、江戸小紋など。

 

 

この技法もそれぞれ多様な種類に分かれます。

 

(https://kimondou.jp/products/detail/11)

 

 

染めの着物は絵画的な表現が可能で

多彩な色使い、繊細な線で描くことができるため

華やかな雰囲気や上品なものなど様々。

 

 

たくさんの種類があり、

選ぶのが楽しいのも染めの着物の特徴。

 

ぜひ当日のシーンにぴったりの着物を

楽しく見つけてくださいね。

 

 

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夏の帯にも色々。素材と特徴をご紹介!

皆様、こんにちは。

 

 

以前、夏の着物に合わせる帯についてご紹介しましたが、

今回はその夏帯の素材について

少し詳しくお話しようと思います。

 

 

夏のコーディネートにぜひ取り入れてみてくださいね。

 

(https://kimondou.jp/products/detail/331)

 

 

 

【絽】

 

適度な透け感で盛夏と初夏どちらにも

合わせやすい素材です。

 

 

平織ともじり織りを合わせた織り方で

横縞に透けて見えるのが特徴。

 

夏着物の生地の織り方としても多く使われます。

 

 

 

 

【紗】

 

絽よりも透けて見える素材で

生地が均一に透けているのが特徴。

 

 

通気性が良く、盛夏の着物の生地としても人気です。

 

(https://kimondou.jp/products/detail/331)

 

 

 

【羅】

 

紗よりも複雑に織り組まれた素材。

 

 

粗い目で隙間が大きいのが特徴で

カジュアルな帯に多い印象です。

 

 

絽や紗よりも透け感があるので

とても涼し気に見えますよ。

 

 

 

 

夏物は着る期間が短いですが

帯にはたくさんの種類があります。

 

短い夏をぜひ楽しんでくださいね♪

 

 

 

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きもの歳時記【八月】

皆様こんにちは。

 

 

八月に入り、いよいよ夏真っ盛り。

 

 

夏バテには注意して、夏を楽しみましょうね!

 

 

さて、今回は八月の歳時記と着物のコーディネートをご紹介します。

 

 

 

 

八月は、和名では「葉月(はづき)」。

 

 

「葉が紅葉して落ちる月」から「葉月」になったと言われています。

 

 

八月なのに紅葉?

と思うかもしれませんが、旧暦では八月は秋。

 

 

今の暦と少しずれていますが、今でも立秋は八月。

カレンダーにも書かれていますね。

 

 

 

八月は例年、全国で夏祭りが開かれる月です。

 

 

青森ねぶた祭りや秋田竿燈まつりなど、伝統的なお祭りがたくさん。

 

 

お盆もあり、昔からの日本の文化を感じられる月でもありますね。

 

 

 

八月の着物のコーディネートは、まだまだ盛夏のため

薄物が大活躍します。

 

 

また、浴衣も気軽で良いですね。

 

 

八月の後半には、少し秋の訪れを感じさせる濃い地の着物も良いでしょう。

 

 

https://kimondou.jp/products/detail/199

 

 

 

また、八月の花や植物が描かれた帯などをするのもおすすめ。

 

 

ひまわり、月見草、朝顔、山百合の柄など

季節感のある装いで、ちょっとしたお出かけも楽しめると良いですよね。

 

 

 

暑さはまだまだ続きますが、薄物や浴衣を使い分けて、

夏ならではのお洒落をしてみてはいかがでしょうか♪

 

 

 

 

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皆様こんにちは。

 

 

本日は、ひとつご報告があります♪

 

 

 

なんと・・・

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小物のお手入れ、どうしてますか?②

皆様、こんにちは。

 

 

今回は小物のお手入れ、どうしてますか?①

に引き続き、お手入れについてご紹介します。

 

ぜひご参考にしてみてくださいね。

 

 

 

【帯締め】

 

着物を脱いだら帯締めも一緒に干して、湿気を飛ばします。

 

乾く前にヨレがあれば直しておくのがおすすめ。

 

房の部分も櫛などで整えておきます。

 

 

収納する際は房の部分を紙や紐で軽く縛り(包み)、

ぼさぼさになるのを防ぎます。

 

 

 

 

【帯揚げ】

 

 

帯揚げも着物同様かなりの湿気を吸います。

 

脱いだら着物と一緒に陰干しし、湿気を取ります。

 

 

また生地感によってはしわがつきやすく

干しただけではしわが消えない場合もあるので、

 

気になる場合はあて布をして

なるべく低温でアイロンをかけます。

 

 

スチーム機能を使うと、

縮んで形が崩れる可能性があるので避けましょう。

 

 

また、絞りの帯揚げは絞り特有の凹凸があり

アイロンするとつぶれてしまうため

ご自分ではやらず、プロに相談してくださいね。

 

 

 

 

 

いかかでしたか?

 

小物まで丁寧にお手入れするのは少し大変かもしれませんが

着たあとのお手入れ次第で

次に着る時のスムーズさが断然違ってきます。

 

ぜひ実践してみてくださいね。

 

 

 

 

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【重要無形文化財】指定されている着物とは?②

 

皆様こんにちは。

 

 

今回は、重要無形文化財に指定されている着物【第二弾】です!

 

 

 

 

【久留米絣】

 

 

 

木綿の絣といえば久留米絣、と言われるほど有名な久留米絣。

 

 

江戸時代後半に井上伝という12歳の少女によって考案されたと言われています。

 

 

経糸と緯糸の両方に絣糸を使う絣で、

阿波藍で糸を染めた独特な藍色は魅力的で現在でもファンが多くいます。

 

 

手くびりによる絣糸を使用すること
純正天然藍で染めること
投げ杼の手織織機で織ること

 

 

以上が重要無形文化財の条件となっています。

 

 

 

 

【喜如嘉の芭蕉布】

 

 

 

沖縄の伝統織物のひとつ・芭蕉布。

 

 

バナナと同じ種類の糸芭蕉から取った糸で織りあげます。

 

 

独特の張りのある生地感が特徴で、

着物にするとざっくりとした涼しい着心地になります。

 

 

沖縄にぴったりな織物といえますね。

 

 

帯もつくられており、素朴で粋な雰囲気が魅力です。

 

 

 

重要無形文化財に指定された条件は以下の通りです。

 

 

糸は糸芭蕉より苧引きしたものであること
染織は植物染であること
絣模様は手くくり絣であること
手織であること

 

 

 

 

【宮古上布】

 

こちらも沖縄の織物。

 

 

宮古島で織られている麻織物です。

 

 

越後上布と同じように、苧麻から糸を作ります。

 

 

生地は薄く通気性に優れながら、

耐久性も持ち合わせた盛夏の高級織物とされています。

 

 

一度は着てみたい、憧れの着物のひとつですね!

 

 

 

重要無形文化財としての条件は以下の通りです。

 

 

全て苧麻を手紡ぎした糸を使用すること

絣模様を付ける際は、伝統的な手結による技法、または手くくりによること

染織は純正植物染であること
手織りであること

仕上げ加工の場合は木槌による手打ちを行い、使用する糊は
天然の材料を用いて調整すること

 

 

 

 

 

今回は、木綿に芭蕉布、麻と

さまざまな織物をご紹介しましたが

 

どれも本当に、手間と時間をかけ、

昔ながらの方法で織られる貴重な織物です。

 

 

お持ちの方は一層大切に、

いつかは欲しい!という方もその日まで、その価値を忘れずに

 

これからも希少な技術を守っていけると良いですね♪

 

 

 

 

そして、重要無形文化財の着物【第三弾】は次回!

楽しみにお待ちくださいませ♪

 

 

 

 

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