螺鈿の着物、見たことありますか?

皆様、こんにちは。

 

 

「螺鈿」を聞いたことがありますか?

 

 

漆器などに螺鈿細工がされているものを

見たことがある方もいると思います。

 

 

この螺鈿、着物や帯に使われることもあります。

 

 

そこで今回は螺鈿について簡単にご紹介します。

 

 

螺鈿は、夜光貝などの貝類を彫刻して貼ったりはめたりする技法。

 

 

金銀では表現できない色調が特徴です。

 

 

白から赤、青とまるで淡い虹のように光る様子が唯一無二の作品となります。

 

 

漆器などに古くから用いられており、

螺鈿を使用した帯や着物も貴重で高い人気を誇ります。

 

 

螺鈿の原料である貝には

夜光貝、あわび、白蝶貝、黒蝶貝、珊瑚などがあります。

 

 

その歴史は古く、中国から奈良時代に日本に伝わりました。

 

宝物として正倉院にも収蔵されています。

 

 

何とも言えない美しい見た目に

昔の貴族たちも目を奪われたでしょうね。

 

 

安土桃山時代にはヨーロッパに向けて輸出も行っていました。

ヨーロッパでも高級品として非常に人気になったそうです。

 

(https://kimondou.jp/products/detail/5)

 

 

現在でも漆器や帯・着物などに螺鈿が用いられますが

その数は多いとは言えません。

 

 

すべて手作業で技術も必要なため、数を作ることは難しいのです。

 

 

昔も今も貴重な螺鈿工芸。

ぜひ一度、お手に取ってみてくださいね。

 

 

 

 

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