皆様、こんにちは。
着物の素材といえば様々ありますが
初めに思い浮かぶのは絹ではないでしょうか。
その絹、どのようにして生成されているかご存じですか?
今回は、絹糸の生成の過程を簡単にご紹介します。
絹糸は、蚕が作り出したタンパク質からできている繊維です。
まず蚕は、卵から孵化すると休眠と脱皮を4回ほど繰り返します。
その間、桑の葉を食べて成長します。
約4回の休眠が終わると糸を出し始め、2日ほどで繭が完成。
そして製糸工場に運ばれます。
【生糸】
着物や帯の多くはこの生糸から織られています。
生糸をつくるには、煮た繭を専用の道具(実子箒)でなでて
繭糸を引っ掛け、引き上げて糸口を出し
糸口が出たたくさんの繭を集めて一本の糸にします。
【真綿糸】
紬の着物や帯に用いられるのがこの真綿糸です。
真綿糸は、煮た繭を伸ばして複数枚重ねて綿状にし、
この真綿を専用の台に引っ掛けて、手で糸を引きます。
言葉で書くと簡単に見える絹糸の生成法ですが、
実際にはかなりの労力がかかる地道な作業です。
一本の絹糸を作る過程でも大変な作業ですが
着物や帯には数えきれないほどの絹糸が使われていますよね。
1枚の反物がどれだけ貴重なものか、
イメージが付いたかもしれません。
世界遺産にもなった富岡製糸場など、
見学できて学べる場所もいくつか存在しますので
一度訪問してみるのもおすすめです!
これからも日本の絹産業を大切にして残していきたいですね。
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