自然素材で織られる帯たち|種類をご紹介①

 

皆様こんにちは。

 

 

着物に合わせる帯といえば、まず思い浮かぶのは西陣織などの

絹織物ではないでしょうか。

 

 

実はこの絹製で金糸銀糸の入った帯のほかにも

様々な種類の素材で帯がつくられています。

 

 

今回は、帯や着物に使われる自然素材をご紹介します。

 

 

 

 

【上布】

 

越後上布、宮古上布などで知られる麻織物。

 

 

麻織物の中でも上等なものを「上布」といいます。

 

 

苧麻という植物の繊維から糸が取られ、

絹のような光沢がありながら自然素材の繊維のなかでは

最も丈夫と言われる素材です。

 

 

 

 

【芭蕉布】

 

 

 

主に沖縄県本島で生産される織物。

 

 

ヤンバルサーとも呼ばれます。

 

 

沖縄特産の糸芭蕉から糸を取ります。

 

 

 

 

【藤布】

 

美しい花を咲かせる藤。

 

 

この藤の蔓から取った糸を使った織物で

古くは弥生時代から織られていたとされる原始布です。

 

 

 

 

【からむし】

 

からむしというイラクサ科の植物から糸を取った苧麻で織ります。

 

 

現在は宮古島や石垣島、福島県などで生産されており

県指定の重要無形文化財になっています。

 

 

通常の麻よりも張りがあり、用途のひろい素材として好まれています。

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

 

絹のほかにも様々な種類の素材がありますね。

 

 

これらの自然素材でできた帯や着物は、

ざっくりとした風合いや落ち着いたカジュアルな見た目が魅力です。

 

 

 

ほかにもご紹介しきれないものがありますので

次回また少しお話していきます。

 

ぜひご覧くださいませ!

 

 

 

 

「染め」と「織り」の違いってなに?【織りの帯】

西陣織とはどんな織り?

 

 

 

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