皆様、こんにちは。
日本で受け継がれている染色や織の技術はたくさんありますよね。
その中でも、「天平の三纈(てんぴょうのさんけち)」
というものがあります。
少し聞きなれない名前かと思いますが、
古くから愛されている技術です。
今回ご紹介しますので、ぜひご覧くださいね♪
「天平の三纈」とは、
纐纈(こうけち)・・・絞り染め
夾纈(きょうけち)・・・板締め
臈纈(ろうけち)・・・ロウケツ染め
のこと。
天平の三纈、または上代の三纈として、
奈良時代にはすでに日本に伝わっていたようです。
世界文化遺産にも指定されており
正倉院には三纈をつかった品々が保存されています。
三纈は現在まで大切に受け継がれ、愛されてきました。
纐纈(こうけち)は絞り染めのことで、
生地を縛って防染することで模様をつける技法。
きっと多くの方がご存じですね。
夾纈(きょうけち)は板締め絞りのことで
板の間に生地を挟み込み防染します。
浴衣などで今でも使われる技法です。
臈纈(ろうけち)はロウケツ染めのことで
溶かしたロウを防染として使い、
ロウを塗ったところだけが模様として残るという技法。
「蜜蠟」と呼ばれるロウが高価だったことから
平安時代に一度廃れてしまいますが、
明治時代に復活しました。
(https://kimondou.jp/products/detail/13)
いかがでしたか?
それぞれ違いがあって、素敵な技法ですよね。
天平の三纈、という名前は聞き覚えが無くても
実は知っている技法があったのでは?
あなたはどの技法が一番好きですか?
奈良時代から愛されてきたこれらの技法を
これからも大切にしていきたいですね。
次回からは天平の三纈それぞれのご紹介をしていこうと思いますので
ぜひ更新をお楽しみに♪
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