【着物の歴史】日本人はなぜ着物を纏うようになった?①

 

皆様、こんにちは。

 

 

以前、「着物の歴史」を簡単にご紹介しました。

 

 

今回は、もう少し詳しく、原始の時代から遡って

着物の歴史についてご紹介します。

 

 

着物の起源を学べば、現在までの日本人の生活や思想が見えてくる・・・

かもしれませんね。

 

 

 

 

【縄文時代】

 

この時代は、まだ織物の技術がありません。

 

出土品から見ると、何かを纏っていたことは確かで

おそらく「編む」方法はあったようです。

 

 

 

 

【弥生時代】

 

 

弥生時代になると、中国大陸から織物の技術が渡来します。

 

 

原始的な機織りの技術を使って植物の繊維を織ったり、

麻布をつくったりするようになりました。

 

 

かの有名な「魏志倭人伝」によると、

男性は横長の布をつなげて結んだだけの「横幅衣」を着ており、

女性は中央に穴をあけて被って着る「貫頭衣」を着用していたとのこと。

 

 

この衣服が日本の着物の祖とされており、

横幅衣は下着、貫頭衣は着物として発展していきます。

 

 

 

 

【古墳時代】

 

この時代は、大和政権など身分制度が始まった頃。

 

 

男性は上下二部式の衣と太いスラックスのような褌(はかま)を着て、

女性は上下二部式の衣にスカートのような裳(も)を着ました。

 

 

素材は麻が中心で、まれに絹織物もつくられるようになっていたそう。

 

 

これらは北方アジアに影響を受けたもので、

着物と違い衿合わせは左前。

 

 

現在の着物とはかなり違う見た目ですね。

 

 

 

 

ここまで、古墳時代までの日本人の装いをご紹介しました。

 

 

なんだか着物とはかけ離れた様子で、本当に着物の起源なの?

と不思議に思ってしまいますよね。

 

 

 

次回はこの後の時代から少しずつご紹介しますのでお楽しみに♪

 

 

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