皆様こんにちは。
前回、琉球紅型をご紹介しましたが
今回は紅型の種類についてお話したいと思います。
「紅型」と一口に言っても、実は様々な種類がありますよ。
【本紅型(琉球びんがた)】
前回ご紹介した琉球紅型。
これは天然の染料が使われた沖縄の伝統的な型染です。
カラフルな色味に加え、異国的な要素もある独特な柄も魅力のひとつですね。
また琉球紅型には藍や墨を使って染めたものもあり、
これを「藍型(イェーガタ)」と呼びます。
こちらは紅型と違い、美しいブルーと白のコントラストが目を引きます。
この「紅型」や「藍型」を総称して、現地では
「琉球びんがた」という表記にする場合が多いようです。
【京紅型】
「京」とつくように、これは主に京友禅の染料で染められる紅型。
ビビットでカラフルな色合いの琉球紅型に比べ、
優しくはんなりとした色使いになります。
【江戸紅型】
「粋」が好きな関東の好みに合わせて色味を抑え、
江戸の型染技法を用いて染めた紅型。
琉球紅型や京紅型に比べ、渋く落ち着いた印象になります。
江戸小紋のように、糊置きや染めに数百枚の型紙を使うこともあるそうです。
いかがでしたか?
紅型、といっても様々な種類がありますよね。
それぞれ技法も色使いも、染料までも違います。
紅型をお試しになりたい方は、
ぜひご自分の好みでどの紅型にするか吟味してくださいね♪
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