染色作家・久保田一竹とは?【辻が花】

 

皆様、こんにちは。

 

 

以前、「辻が花」についてご紹介しましたが、

現代の辻が花の復刻に人生を懸けた人物、

「久保田一竹」をご存知ですか?

 

 

有名な作家ですので名前は聞いたことがあるかもしれません。

 

 

辻が花を語るうえで欠かせないこの作家について

今回はご紹介したいと思います。

 

 

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久保田一竹(1917年~2003年)は、日本の染色作家で、

「辻が花」と呼ばれる失われた染色技術の復刻に取り組んだ

世界的にも有名な人物です。

 

 

東京の骨董品屋に生まれた一竹。

 

 

父と同じ職には就かず手に職をつけようと

手描き友禅を始めます。

 

 

小林清に師事し、その後人物画や日本画もそれぞれの師より学びます。

 

 

そして1937年に東京国立博物館で目にした

室町時代の「辻が花染め」に魅了されますが、

すでに辻が花の技法は廃れてしまっていたのです。

 

 

そこで一竹は辻が花の再現を心に決め、研究に励みました。

 

 

途中、太平洋戦争に出兵するも捕虜となりますが

研究熱は冷めなかったようです。

 

 

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その後研究を続けた一竹は、

「一竹辻が花」として自己流の辻が花を完成させ、

1977年に初めて展覧会を開催。

 

 

1990年にはフランス芸術文化勲章を受章しました。

 

 

「宇宙の威厳」とも評される一竹の着物は

ワシントンのスミソニアン博物館にも展示されました。

 

 

現在では、長男が二代目久保田一竹として跡を継いでいます。

 

 

86年の生涯、そのほとんどを辻が花研究に注いだ、

まさに偉人ですよね。

 

 

現在でも一竹辻が花の人気は衰えず

伝説の作家となっています。

 

 

そんな一竹の作品、一度は見てみたいですね。

 

山梨県には「久保田一竹美術館」がありますので

訪ねてみるのもいいかもしれません。

 

 

きっと一竹の世界に魅了されるでしょう。

 

 

 

KIMONDOUでは一竹辻が花の商品をご用意しております。

ぜひ一度ご覧くださいませ。

 

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