「織り」の種類は?それぞれの特徴もご紹介!

皆様、こんにちは。

 

 

先日、「染め」の種類についてご紹介しました。

 

 

これに引き続き、今回は「織り」の種類と特徴をご紹介したいと思います。

 

 

染めとはまた違った魅力がありますので

ぜひご覧くださいね。

 

 

 

 

 

織りには産地ごとにたくさんの種類がありますが

今回はその中でも代表的な「日本三大紬」をご紹介します。

 

 

【大島紬】

 

奄美大島で古くから伝わる織物。

 

 

テーチキという植物で染めた糸を泥で染めることで

光沢のある黒になります。

 

 

これを「泥染め」といい、大島紬の代表的な糸の染色法です。

 

 

泥染めは、

年貢として絹を捕られるのが嫌だった民が泥の中に絹を隠し

後に出してみたら綺麗に染まっていたことから始まったという説もあります。

 

 

「シャリ感」「艶感」が強く、

着崩れしにくいのが特徴で人気です。

 

 

 

 

 

【結城紬】

 

茨城県結城市を中心に、古くは奈良時代から伝わる織物。

 

 

手紡ぎの糸を「居坐機(いざりばた)」という機織り機で手織りします。

 

 

艶のある大島紬と比べると、結城紬は節のある紬らしい質感が特徴です。

 

 

着れば着るほど柔らかく体になじむと言われ、

昔は、始めは寝間着にし、柔らかくなったらよそ行きとして外で着る

という着方をされていたそうですよ。

 

 

 

 

 

【牛首紬】

石川県白山市(旧・牛首村)が産地。

二匹の蚕が共同で繭を作る「玉繭」から作られます。

 

 

食物が採れない冬、織物仕事の合間に

生糸にならないくず繭の「玉繭」を用いて織ったのが始まりだそう。

 

 

紬特有の節感はあるものの、適度なシャリ感と艶感も持ち合わせた

ほかの紬にはない質感が特徴です。

 

 

大島紬と結城紬の間のような何とも言えない触り心地と

その貴重性から人気があります。

 

 

 

 

日本三大紬、いかかでしたか?

 

織りの着物は、織りをする過程で柄出しをしていく

大変手間のかかったものです。

 

 

そのためその技術も織り手もとても貴重。

これからもこの素敵な産物を守っていきたいですね。

 

 

ぜひ、様々な織りの着物にチャレンジしてみてくださいね。

 

 

 

 

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