皆様、こんにちは。
以前、「着物の歴史」を簡単にご紹介しました。
今回は、もう少し詳しく、原始の時代から遡って
着物の歴史についてご紹介します。
着物の起源を学べば、現在までの日本人の生活や思想が見えてくる・・・
かもしれませんね。
【縄文時代】
この時代は、まだ織物の技術がありません。
出土品から見ると、何かを纏っていたことは確かで
おそらく「編む」方法はあったようです。
【弥生時代】
弥生時代になると、中国大陸から織物の技術が渡来します。
原始的な機織りの技術を使って植物の繊維を織ったり、
麻布をつくったりするようになりました。
かの有名な「魏志倭人伝」によると、
男性は横長の布をつなげて結んだだけの「横幅衣」を着ており、
女性は中央に穴をあけて被って着る「貫頭衣」を着用していたとのこと。
この衣服が日本の着物の祖とされており、
横幅衣は下着、貫頭衣は着物として発展していきます。
【古墳時代】
この時代は、大和政権など身分制度が始まった頃。
男性は上下二部式の衣と太いスラックスのような褌(はかま)を着て、
女性は上下二部式の衣にスカートのような裳(も)を着ました。
素材は麻が中心で、まれに絹織物もつくられるようになっていたそう。
これらは北方アジアに影響を受けたもので、
着物と違い衿合わせは左前。
現在の着物とはかなり違う見た目ですね。
ここまで、古墳時代までの日本人の装いをご紹介しました。
なんだか着物とはかけ離れた様子で、本当に着物の起源なの?
と不思議に思ってしまいますよね。
次回はこの後の時代から少しずつご紹介しますのでお楽しみに♪
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