皆様、こんにちは。
着物で行きたい娯楽といえば、何がありますか?
着物で楽しむ観劇は、歌舞伎や能だけではありません。
今回は、「狂言」をご紹介します。
「狂言」と聞いて、なんだかお堅い感じ・・・とか、
難しそう?と思う方も多いでしょう。
狂言は、対話が中心のせりふ芸で、
歌舞伎と違い、大がかりな道具を使いません。
言葉や仕草ですべての表現をし、物語が進んでいきます。
また、様々なお面をつけて役を演じます。
狂言の内容は、主に「笑い」を取り上げているのが特徴。
中世の庶民の生活の中での笑いを題材にしています。
現代の私たちでも共感できる普遍的な「笑い」が魅力の狂言。
昔は狂言と能が交互に同じ舞台で演じられてきました。
庶民的でリアルな人間模様を描く狂言に対し、
能は優美な歌舞を中心とした舞台。
近いようで違う両者は、どちらも「無形文化遺産」に登録されています。
人間味あふれる物語と当時の日本人の生活模様が楽しめる狂言、
ぜひ観に行ってみてはいかがでしょうか。
また、着物で狂言を観劇する場合は、
豪華に着飾るよりも、粋なカジュアル寄りの装いがおすすめです。
小紋や紬など、普段のおしゃれで狂言を楽しみましょう!
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