あなたはつける?重ね衿|つける意味と歴史
皆様こんにちは。
振袖を着る時や色留袖、訪問着など
お祝いの席に着て行く着物の際に、
「重ね衿」を付けた経験があると思います。
またこのようなおめでたいシーンでの着用で迷うのが
「重ね衿をつけるか?つけないか?」
ではないでしょうか。
今回は、この重ね衿について、
付けたほうが良いのか?、付けることにどんな意味があるのか?、
また重ね衿の歴史をご紹介していきたいと思います。
【重ね衿の歴史】
平安時代、高貴な女性の着物は十二単。
よく知られているように、着物を何枚も重ねて着る衣装です。
十二単は総重量なんと20kg越え。
時代の変遷によって貴族も軽装になり
着物を重ねて着ることがなくなったことで誕生したのが「重ね衿」です。
重ね衿を付けるだけで、着物を重ねて着ているように見えますよね。
また重ね衿は「伊達衿」とも言います。
「伊達」とは、服装が派手、また粋である、という意味。
重ね衿を付けることによって派手に着飾る様子からついたのかもしれませんね。
【重ね衿を付ける意味】
前述したとおり、重ね衿は十二単の代わりの意味がありつくられたものです。
しかしその他に、「喜びを重ねる」という意味もあります。
お祝いの席に着用する着物は、「喜ばしいことが何回でもありますように」
という想いを込めて重ね衿を付けます。
また、重ね衿を付けると装いがより華やかになりますので
きちんとしたお祝いの席ではふさわしいコーディネートになります。
【重ね衿はつけなければいけない?】
喜びを重ねる、という意味でおめでたい席には欠かせない重ね衿ですが
必ずしもつけなければいけない、というわけではありません。
あまりかしこまり過ぎないほうが良い場合や
すっきりとシンプルに着たい場合はつけなくても良いでしょう。
ご自分が主役の場合は一層華やかにするため重ね衿をつけるのもおすすめ。
また逆に主役を立たせたい場合は少し控えめを意識して付けないようにするなど
シーンに応じて変えていきましょう。
ただし、重ね衿を付ける・付けないで正解はありません。
ご自分の好みなどでコーディネートを楽しく決めてくださいね。
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