皆様、こんにちは。
着物の柄で、ほとんどの方が見たことがあるであろうヱ霞。
このヱ霞、雲のような図案ですが実は違うんです。
今回は、ヱ霞文様についてご紹介します。
ヱ霞は、その名の通り霞(かすみ)を表現した文様。
霞とは、平安時代、春に現れる靄(もや)のことを言った言葉だそう。
現在では視界1キロメートル未満が霧、
それ以上は靄と言われ、
霞とは言わないようです。
霞は形があるものではないですが、
これを文様化したのがヱ霞です。
昔の日本人の感受性の高さが伺えますよね。
ヱ霞の中をほかの文様で埋めたりすることもあり、
様々なパターンがあります。
ヱ霞に千羽鶴 黒留袖(https://kimondou.jp/products/detail/91)
ヱ霞は、上品で格式の高い着物に描かれることが多く
柄付けのワンポイントになります。
着物の文様には由来が分かりづらいものが多いですが
知っていくととても楽しいですよね。
ほかにも風景文様はたくさんありますので
今後ご紹介していきたいと思います。
ぜひ更新を楽しみにお待ちください♪
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