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夏訪問着
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夏訪問着とは？
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着物のTPO(夏訪問着編)
夏には夏の着物がある、と知っているけどなかなか手が出ない・・・
という方も多いかと思います。
着る期間の短い夏物をうまく着こなすのは難しい気がしますよね。
そこでここでは、夏の訪問着のTPOをご紹介していきます。
- ★夏訪問着とは・・・？
- 裏地のついた袷の訪問着とは違い、夏用に裏地なしで仕立てた訪問着。
素材は基本的に「絽」の生地で、適度な透け感があるのが特徴です。
夏物の生地では「紗」もありますが、絽よりも透け感がありカジュアルになってしまうため、訪問着では絽の素材が一般的になっています。 - ★衣替えの歴史
- 着物は季節で着るものが決まっていて少し面倒と思うかもしれません。
なぜ、季節によって衣替えを行うことが定着したのでしょうか。
四季がはっきりしている日本では、衣替えは大切にされてきた文化でもあり、
その歴史は平安時代までさかのぼるそうです。
もとは中国の文化だったものが日本に伝わり、日本の宮中で定着したといいます。
旧暦４月１日から夏の装束、10月１日から冬の装束というように衣替えを行っていました。
鎌倉時代にはさらに発展し調度品も衣替えをするようになり、江戸時代には４月１日、9月１日、5月5日、9月9日と4回の衣替えを行っていたそうです。
このとき着るものも幕府に指定されていたというから驚きですね。
このような習慣から、日本では着物にも洋服にも衣替えが定着しました。 - ★夏訪問着の格は？
- 夏素材であっても柄付けは訪問着ですので、袷・単衣の訪問着と同等で、準礼装となります。
- ★どんな時に着られる？
- ・親戚や友人・知人の披露宴
・ホテルでパーティー
・茶会
・お宮参り
・お見合い
・結納、顔合わせ
・観劇
袷の訪問着と変わりませんが、七五三や入卒式は季節柄着ることはできません。 - ★対象年齢は？
- 年齢、未婚・既婚を問わず着用できます。
年齢や好みに合わせて、明るい色・落ち着いた色を選んでみてもOKです。
柄も、古典的なものからモダンな柄まで様々なので、
着用シーンに合わせて選ぶのも楽しいですよ。
また、夏の訪問着は着用の季節柄、涼し気な色味のものが多い印象です。
夏ならではの色を選んでみても良いですよね。 - ★着用時期は？
- 夏(7・8月)のみの着物で、一般的に「真夏」と言われる時期に着ます。
ただし最近では暑さが年々増しています。
そこで夏物を着る時期を早めている方も度々見受けられています。
昔とは気候も気温も変わっていますので、着物の衣替えの時期を把握したうえで、
体感温度によって夏物に変える日をすこし早めても良いかもしれませんね。
また、夏でもホテルなど室内での着用となる場合は夏物ではなく袷を着る方も多くいます。
空調の効いた室内であれば袷のほうが透け感がないため重厚感があるとして、あえて袷を選んでもおかしくはないため、会場の状況を考えて着用すると良いですよ。 - ★どんな帯を合わせる？
- 夏の着物には夏の帯を合わせます。
着物と同じように絽や紗の帯があり、こちらも透け感があり涼し気な見た目で通常の帯に比べて薄く軽いものが多いです。
袷の場合と同じく、訪問着に合わせる帯なので金糸や銀糸などの入ったフォーマルの袋帯を選んでくださいね。
夏帯は白地や淡い色のものも多いので、爽やかな夏のコーディネートが楽しめます。 - ★どんな小物を合わせる？
- 夏は、小物も衣替えします。
帯揚げ、帯締めなども夏物を選んでくださいね。
帯揚げは着物・帯と同様、絽のタイプがあります。
帯の色や着物の色と合わせて選びましょう。
帯締めも夏物で、目が粗く組まれたものを使います。
こちらも全体のコーディネートを考えて色を選ぶと良いでしょう。
意外と色々な色やデザインがありますよ。 - ★着付け小物の夏物も
- 夏はただでさえ暑いのに、着物は特に肌着から長襦袢、着物、帯と何枚も重ね着しますよね。
そこで、肌着や着付け小物も夏用があります。
通気性が良くできているものが多いので、少しでも涼しく着たい場合は活用すると良いですよ。
肌襦袢、スリップ、帯枕などは夏物があります。
帯枕は麻素材のものなどがあり、軽く通気性が良いです。
足袋も麻のものがありますが、カジュアル感が出てしまうので白のものを選んだほうが良いでしょう。 - ★長襦袢は？
- 夏の長襦袢は、着物と同様、薄く透ける素材となっています。
素材は絹、麻などがありますが訪問着に合わせるのであれば絹が良いでしょう。
絹の場合色は白が多いですが、最近は淡い色味のものもあります。 - ★半衿は？
- 夏は半衿も絽です。
顔周りも衣替えすることで、とても涼し気。季節感が出て素敵ですよね。
色や素材は色々ありますが、訪問着なら絹の白を選びましょう。 - ★草履・バッグは？
- 夏はカジュアル用であれば夏物の草履もありますが、フォーマルの場合は通常の金やシルバーの草履・バッグで良いでしょう。
夏の着物の機会、せっかくなら夏らしい装いで参加したいですよね。
特に夏着物は、最初は手が出しづらいかと思います。
ぜひKIMONDOUのラインアップをご覧になり、夏に着てみるイメージをしてみてくださいね。
いかがでしたでしょうか？
このページを読んで、夏訪問着に関してのお悩みを解消していただけたら嬉しいです。
当サイトでは着物から小物までフルセットでのレンタルを行っています。
ほかにない高級着物をぜひお楽しみくださいませ。
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